白く凍った朝の丘で
真っ赤な宝石見つけました
霜をまとったナナカマドの実
吐息で溶かしてあげました
手のひらの中の赤い粒を
ぼんやり見つめているうちに
あなたを思い出しました
こんなに冷たい季節でも
あなたは旅路にあるのでしょうか
あなたが旅立って行ったのは
まだ雪が殘る頃でした
それから何度も季節は過ぎ
わたしの背丈も伸びました
ゆっくりゆっくり育っていて
ナナカマドは生命の木よ
との木がもっと大きくなって
真っ白な花を咲かす頃
も一度あなたに会えるでしょうか
ららら…ららら…
ららら…ららら…
ららら…ららら…
ららら…ららら…